当院の紹介
柔道整復師としての使命と地域医療の発展を目指して
整骨院・接骨院の免許資格者を「柔道整復師」といいます。
国家資格の中で「柔道」というスポーツの名前がついている職業は「柔道整復師」だけです。世界的にもめずらしい職業といえます。
「柔道整復師」のルーツは戦国時代の古武術にあります。古武術には「殺法」と「活法」があり、相手と戦い殺傷する場合は「殺法」を用い、負傷した者を治療し助けるときは「活法」を用いました。それぞれが表裏一体となり発展し、「活法」は医療技術として継承され、整骨・接骨業として広まっていきます。そして明治維新以後は西洋医学と融合しながら発展し、現在の「柔道整復師」に至っています。
一方、「殺法」の流れをくむ「柔術」は、加納治五郎氏により心身の健全育成、人間形成を目的にした「柔道」として蘇り、以後スポーツとして発展し世界に普及していきます。加納治五郎氏は「教育の父」「スポーツの父」といわれた方で、最初の東京オリンピックの誘地に奔走するなど多方面で尽力された方です。現在の柔道整復師が存在するのは加納治五郎氏の業績ともいわれております。
もともと柔術・柔道の稽古の場であった道場の道場主が整骨・接骨業を営んでいたという経緯から、当時から柔道整復師はスポーツトレーナーの役割を担っていたと考えられます。稽古にはケガが付きものであり、いち早く施療し稽古に早期復帰させることも一つの使命であったと考えます。当院では日本スポーツ協会公認のアスレティックトレーナーの資格を有しており、スポーツ選手のお役に立ちたいと考えております。
現代の医療環境において、先人たちが培ってきた柔道整復術という伝統的な「活法」の技術を継承していくことは大変難しいことと思われますが、その精神だけは守ってゆきたいと思っております。柔道整復は診断から始まり施術、後療、リハビリ、QOLへの復帰と自己完結型の職業であります。これからも一般外傷の整復術の研鑽にはげみ他の医療機関との連携を重視し,わずかながらでも地域医療のお役に立てばと思っております。
院長
近江 俊正
柔道整復師
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
履歴
1986年4月17日 | 旭ヶ丘近江整骨院 開業 |
2003年 | ポートランド州立大学アスレティックトレーニングワークショップ参加 |
2003年 | 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格取得 |
2004年 | 南オーストラリア大学スポーツ足病医ワークショップ参加 |
2009年 | NGO日本伝統医療・柔道整復術モンゴル普及事業参加 |
2013年 | 青森県アスレティックトレーナーの会 会長 |
趣味
・道の駅めぐり・蕎麦屋めぐり
主なトレーナー実績
・東北総体
・冬季国体(釧路・八戸・岩手・長野・栃木・群馬・東京・横浜・愛知)
・岩手国体・富山国体・新潟国体・長崎国体・愛媛国体
・福井国体・茨城国体・栃木国体・鹿児島国体
・冬季アジア大会
・全日本フィギュア選手権
主な競技
・空手競技
・アイスホッケー競技
・スピードスケート
・ソフトボール(少年女子・成年男子)
・バドミントン
・ボクシング
・クレー射撃
・ソフトテニス
・自転車競技
・レスリング
・サッカー